事例:底地を業者に売却する

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事例:底地を業者に売却する

地主のYさんは、横浜市内の駅から近くに2000坪もの底地(借地人30軒以上)を所有していましたが、どれも地代が安く、固定資産税を支払うとほとんど収益がないような悲惨な状態でした。

相続が近い将来予測されるので、相続対策として不良資産の底地を整理する必要がありました。底地を処分できなければ、相続税の納税の為に、自宅周辺のアパートや駐車場などの優良資産を処分しなければならない恐れがありました。

まずは、完全所有権を考え

まずYさんは土地を完全所有権にできないかと考え、借地人との契約解除の交渉を行ったが、話がまとまらず平行線をたどっていました。

やむを得ず、土地を手放そうと考えたYさんは、底地をまとめて買い取る不動産業者に購入を打診してみました。
その結果、いくつかの業者から反応があったので、入札を実地。一番高額な価格を提示した業者に底地をまとめて売却することにしました。

相場よりもかなり安い価格での売却となってしまいましたが、相続税負担の重い底地をまとめて整理することに成功しました。

その売却資金を、(※1)事業用資産の買い替え特例を利用して、都心の優良収益物件の購入にあて、収益性の悪かった貸地から収益性の高い物件に組み替えることができました。

都心の収益物件は高い利回りが期待できる上、流動性が高いので、将来売る必要が生じたときに、いつでも売却可能で、換金化もしやすくなった。

(※1)事業用資産の買い替え特例・・・

この特例を利用すると、事業用資産を売却し、特定の条件を満たす新たな事業用資産に買い換えた場合、買い換えた金額のうち80%は、譲渡がなかったものとみなされます。大きな節税効果を得ることができます。

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